To Be Continued......
直江の服の袖をつかみながら、「いいだろ?」と小首をかしげて夜の散歩に誘う仰木高耶。
「え、そりゃあいいですよ」となんとなく流している直江が憎い。憎らしい。でもそういう感じのサラリとした反応を返す直江が、実は私の好み。ふたりは普段、ちょっと素っ気無いぐらいがちょうどいいなんて思ってるのは、私だけかなぁ。原作を読みながら、「うわぁーんもっとイチャつけイチャつけイチャつけーッ!!」と喚きたてるのが好きなので。そうすると自然と想像力が発達し、文章の行間をつぶさに読み解いていくようになる。「ここの台詞には、きっとこんな切ない思いがこめられていたに違いない!」とか。「この場面でふたりは無言だけれど、きっと目線を交わして思いを共有していたに違いない!」とか。……そうしていざ山場を迎えたときは、互いを喰らい尽くすほどの勢いで激しく求め合う!もはや世界にはふたりだけしか存在しない!!これが究極の理想ですねッ!
……私の直高論はどうでも良いのでした。それにしてもこの話の直江はニュータイプだったんですね。地球の重力から解き放たれなければ(笑)。けれど高耶さんとの感応はまだまだのようで……。