To Be Continued......
以上、第10話「恋夢」でした。「高き山と〜」の文中で、登場人物が独白文を繰り広げたのは今回が初めてですね。いままでは敢えて心情描写は入れないようにしていたので。いよいよ高耶さんが主人公らしくなってきたよう。まさに悩める青少年です。
北条家居候の二人、千葉と石巻ですが、この二人の名前は戦国大名北条氏の家臣団から取っていたりします。子孫の方がいたらごめんなさい。(←絶対いない)
それにしても、高耶さんがまったく笛を吹かなかったのは今回の話が初めて。笛吹き少年高耶さんの、遅い性の目覚め編です。ようやっと直江への想いを意識しはじめた高耶さんは、果たしてその恋心を直江へ伝えることができるのか。はっきり言ってこの話の直江は非常に鈍いので、いつものように受身のオウギタカヤでは、恋の成就は望めないぞ。
成就できるかできないかは、高耶さんの頑張り次第ですが……納多の筆の乗り次第とも言う。大丈夫。信じることさ、必ず最後に愛は勝つ!(←……と言いながら40巻発売のカウントダウンを続けていたあの頃を思い出す……)