To Be Continued......
随分とお待たせしてしまいました。十五話です。
この物語の題名が、何故「高き山と流れる水、そして君思う調べ」というのか、ここに来てようやく明かされましたね。長い道のりでした……。
ネタバレを防ぐためにずっと「高き山〜」と略してきましたが、これからはこのお話の題名を略す時は、「高山流水」と表記することにします。私の頭の中では、ずっと「高山流水シリーズ」と呼んでいましたが。(……シリーズと言っても別に第二部第三部があるわけではないです)
URLもよく見ると、一番最後が「kouzan01.htm」となっていますしね。
そういうわけで、この物語のテーマ・モチーフは、「列子(湯問)」記載「知音」の故事です。一番最初の第一話でもそのことを匂わすように、高耶さんが直江に向かって「鐘子期」という言葉を呟いています。
この時点で「故事の高山流水のことか」と察することも可能なのでした。
……この故事をあまり詳しくご存知でない方は、今後のネタバレを防ぐために、お調べにならない方が良いかもしれません。
なんとなく、先の展開が分かってしまいますからね。