To Be Continued......
ついにここまで来てしまったか……。
絶望のどん底を彷徨う「高山流水」シリーズ第18話、「頻闇の愛」をお送りいたしました。「頻闇(しきやみ)」とは、どこまでも絶え間なく続く闇のことを表しています。
今回、前回の17話以上に驚愕の展開でしたでしょうか。最後の最後にこの物語のキーパーソン、「のりこ」嬢が再登場しました。ようやく、この物語最大の伏線解消です。
覚えておられますでしょうか。7話に登場した、川の辺の少女です。高耶さんに匂い袋を渡した少女です。
以前から、この物語の高耶さんは上品で生真面目で繊細で、原作の彼が持つような、野生の猛獣を彷彿とさせる苛烈で激しい要素が無いと言われていましたが、ここからようやく高耶さんがその本性を垣間見せてくれると思います。
次回、涙なくして書き進めることができません。